本物の福音を宣べ伝え、イエスの証人となる|キリストの証人となる⑥
イエス・キリストを証しする証人となる
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」(使徒の働き 1:8)
イエスは弟子たちに、地の果てにまで「イエスの証人」となるよう使命を与えました。「エホバの証人」としてではなく「イエスの証人」としてです。もっとも、イエスはエホバのご自身なので、そのような意味においては、キリストの証人はエホバの証人でもあります。
しかし神は、新約以降の時代において、「ヤハウェ」という神の名前ではなく、「イエシュア」という救い主の名前を掲げるよう使命をお与えになったのです。ですから宣教の際、「イエスの名」を中心に掲げることが、父なる神の御心なのです。
「イエスの証人」とは、イエス・キリストを「証し」する人々のことです。ですから、人々に対してイエス・キリストを宣べ伝える人がイエスの証人であり、イエスを全く宣べ伝えていない人はイエスの証人ではありません。
福音を宣べ伝えることの重要性については、元エホバの証人に対しては言うまでも無いことでしょう。実際、宣教に対する積極性については、他の多くのキリスト教徒の方が、エホバの証人から学ばなければならないほどです。ですから、あなたがこれまでエホバの証人として誠実な思いで伝道をしてこられたのであれば、宣べ伝える福音は間違っていたとはいえ、その伝道に捧げてきた思いや情熱自体を悔やむ必要はありません。
むしろ神は、キリストの証人へと変えられるエホバの証人が、その伝道に対する心や姿勢において他の多くのキリスト教徒の模範となるよう望んでいることでしょう。
正しい福音を伝える

「私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、三日目によみがえられたこと、」(コリント人への手紙 第一 15:3~4)
「こう言われた。『次のように書いてあります。「キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる。」エルサレムから開始して、あなたがたは、これらのことの証人となります。』」(ルカの福音書 24:46~48)
エホバの証人が宣べ伝えてきた良いたよりの中心とは、エホバが間も無くこの邪悪な世を終わらせ、イエス・キリストが治める平和な新しい世をもたらしてくれる、と言うものだったかもしれません。もちろん、それはそれで真理であり、福音です。
しかしこれからは、「イエス・キリストが私たちの罪のために死に、葬られ、復活した」という福音の中心を語ることができます。「イエスを信じることを通して罪の赦しが与えられ、神の子供となり、永遠の命を与えられる」という素晴らしいメッセージを伝えることができます。
特に元エホバの証人にとって従来と大きく変わるメッセージは、信仰によって与えられる「罪の赦し」「神の子供としての新生」「永遠の命」は、「遠い将来のこと」でなく、「信じた瞬間に与えられる」ものだということです。ですから、「イエスを信じて下さい。そうすれば、あなたの罪は完全に赦されて、神の子供として生まれ変わることができます」と大胆に伝えることができるのです。
「イエスがキリストであると信じる者はみな、神から生まれたのです。生んでくださった方を愛する者はみな、その方から生まれた者も愛します。」(第一ヨハネ5:1)
「神の御子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書いたのは、永遠のいのちを持っていることを、あなたがたに分からせるためです。」(第一ヨハネ5:13)
終わりに
私自身、元エホバの証人ですので、組織を出てからキリストの証人へと変えられるまでに、どのようなプロセスを経る必要があるのかを経験しています。組織に疑問を持ってから信仰が変えられていくまでには、それなりの時間が必要です。組織の理解に頼らず、最初から聖書を読み直す必要がありますし、心の癒しを受け取ることも必要です。他にも、様々な環境の変化に対応しなければなりません。実際、目覚めた後も、配偶者や同居の親族の中に現役のエホバの証人がいたら、隠れて教会へ行くのも一苦労です。
ですから、「キリストの証人」へと変えられることは重要ですが、決して焦ることなく、地に足をつけて、信仰の再構築や癒しに必要なシーズンを過ごしていただきたいと願っています。
私の場合も、信仰の再構築のために聖書を読み直し、あらゆることを調べ直すのに多くの時間を要しましたし、周りの家族・親族への対応についても、それなりの葛藤や試練を通りました。しかし、その経験があったからこそ、「エホバの証人への福音」の働きを始めることができていますし、まさにそのようなプロセスを通る元エホバの証人が、できるだけスムーズに福音の真理へと導かれていくことこそが、このサイトのコンテンツの主要な目的です。(実際、私が目覚め始めた時期にこのウェブサイトがあったなら、信仰の再構築のためにかかった時間を3分の1以下にショートカットすることができたと思います)
ですから、組織に疑問を持ってこのサイトに辿り着いた方々は、ぜひサイトやチャンネルのコンテンツを十分にご活用頂ければ幸いです。これからもたくさんのエホバの証人が、ものみの塔の偽りから、イエス・キリストの自由へと導かれていくよう心よりお祈りしています。







