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偽予言の歴史を明らかにするーエホバの証人を論破する方法の紹介 – エホバの証人への福音

偽予言の歴史を明らかにするーエホバの証人を論破する方法の紹介

偽予言の歴史を明らかにする―エホバの証人への伝道方法の紹介

「THE TIME IS AT HAND(時は近づけり)」には、1914年に関するラッセルの偽予言がはっきりと記録されている。

「予言の失敗」は、脱会作戦における鉄板テーマであり、多くのエホバの証人の専門家が、取り上げるべき重要なものとして挙げています。実際に、ものみの塔ほど数多くの予言を外しながら存続してきた組織を、他に見出すことはできません。しかし、過去に起きた予言の失敗の数々と、その後の偽善的な対応は、確かに協会のアキレス腱の一つであるために、現役の信者が気づかないよう、組織は情報を巧妙にコントロールしているのです。

本記事では「過去の予言の失敗」をどのように取り上げて論破するべきなのか、専門家の方々の意見や、筆者の失敗・成功経験も踏まえ、最も効果的だと思える方法をご紹介いたします。この方法一つで、脱会への決定打となり得る重要なテーマですので、是非ご参考になさってください。

◆難易度:中
◆重要度:高
◆用いる資料:組織の過去の出版物の資料、聖書。
◆明らかになること:偽予言の数々と虚偽の記載、組織が神から任命されていないこと。

事前の準備

予言の失敗とその後の対応を理解する

ものみの塔協会は、その歴史の始まりから、1995年に至るまでの間、実に数多くの偽預言を繰り返してきましたが、中でも取り上げるべき重要な予言は、1914年、1915年、1918年、1925年、1941年、1975年、~1995年、の7つです。これらはすべて、「世の終わりが来る」ことを大々的に宣言した予言でした。

そして、1914年については、組織が重要な教理として現在位置づけている年代ですが、この年代に関する予言がかつて全く外れていたにもかかわらず、現代の出版物では、あたかも「予言が的中した」と説明されているところに、問題の深刻さがあります。

また、1975年の予言の失敗については、その失敗が大々的であっただけでなく、その後の偽善的な対応が注目に値します。

これらの問題に関する詳細については、事前の準備として、一度当サイトでまとめている以下の記事を読み、よく理解しておくことをお勧めいたします。

ものみの塔は偽預言者か?過去に外した世の終わりの予言リスト

用意しておくべきもの

このテーマは協会の出版物の信頼性にも大きく関わる問題なので、事前に2017年11月のマンスリープログラムで語られている内容を、相手のJWと確認すると良いでしょう。あるいは、2018年3月のマンスリープログラムにおいて、統治体が「完全に信頼すべき対象」として、「父・子・統治体」を挙げている点を、引き合いに出すのも良いでしょう。(ビデオの17分目あたりです)

また、本テーマを話し合いで扱う際は、別途資料の用意が必要ですが、以下に話し合い用の資料を用意していますので、是非プリントアウトして用いてください。内容については、ご自身でも編集ができるようワードのファイルで提供させていただきます。(マンスリープログラムの要点をまとめたものも用意していますので、合わせてプリントアウトしておくと良いでしょう)

さらに最近では、ラッセル時代のものみの塔の出版物を一通り確認できるアプリも登場しています。全て英語ですが、アプリの画面をその場で見せるか、画面をプリントアウトして見せることもできるでしょう。

事前の確認・注意事項

基本は資料の流れに沿って

上記でご紹介した資料は、適切な流れで話し合いを進めることができるよう作られています。実際の話し合いにおいては、プリントアウトした資料の流れに沿って、進めることをお勧めいたします。

そして、話し合いを進めるにあたっては、決してあせらず・丁寧に確認をしながら進めてください。その理由は、ものみの塔の予言が確かに外れたこと、また外れた予言に対して不誠実な対応をしていることを、相互に正確に確認する必要があるためです。※正確に確認をしないと、相手によっては、話を誤魔化してしまう場合もあります。

どこで入手したのか?と聞かれたら

今回ご紹介している予言の失敗を論破する方法と関係する資料は、かなり突っ込んだ内容であるため、提示した時点で、相手のJWは警戒心を露わにする可能性もあります。組織は「反対者」や「背教者」の情報に触れないよう繰り返し信者に警告しているからです。間違えても、当サイトのような場所から情報を得た、と言うべきではありません

そこで、もし資料の出処について聞かれた場合は、次のような答えることができるでしょう。

ラッセル時代のものみの塔出版物は、アプリなどでそのまま公開されていますので、それらを参考にさせていただきました。著作権はとっくに切れていますし、ラッセルを尊敬している人はものみの塔以外にもたくさんいますので、決して不思議では無いと思います。内容の信憑性を気にされる場合は、ぜひものみの塔へ問い合わせてみていただけますか?

また、相手のエホバの証人が、あくまで情報の出処に対して警戒心を露わにするようであれば、次のように返すのも良いでしょう。

良い話し合いをするためには、事前に話し相手が信じている事柄について学んでおく必要がありますよね。ですから私は、ものみの塔の教えやその歴史について、色々と調べてみたのです。聖書にも、「すべてのことを確かめなさい」という命令があります。(第一テサロニケ5:21)いづれにしても、最も大事なことは、これらの資料の情報が真実であるかどうか、ではないでしょうか?神は、私達が真理と向き合うことを望んでおられますよね。

信者は1970年より前の資料を確認できない

エホバの証人が、組織の過去の出版物(日本語)を調べる場合、1970年以降のものしか確認することができません*[1]。それよりも前の出版物は、事実上、全て非公開となっているのです。今回の資料でご紹介している偽予言の中には、1970年よりずっと昔の出版物にしか載っていないものも多数あり、現役の信者が確認不可能のため、良い効果を期待できないのでは?と思われるかもしれませんが、以下の方法である程度解決します。

プリントアウトしたコピーや、動画を見せる:

これらの資料があれば、たとえ自身での確認が困難であっても、信憑性が増します。

70年以降の出版物でも、近い内容が確認できることを指摘する:

70年より前の出版物を確認することによって、予言が外れたことを明確に確認することができるわけですが、そのうちの幾つかは、70年以降の出版物の記載からも、ある程度推察可能な内容となっています。

例えば、1914年に関してラッセルが具体的に予言した7つの項目は、当時の著作を確認しないとわかりませんが、彼が1914年にハルマゲドンが来ると考えていたことは、70年代の出版物からも、かろうじて確認が可能となっているのです。ですから、仮に相手が資料の内容を疑ったとしても、その場で提示するラッセルの著作のコピーの文章が全くのデタラメでないことは、このような点からも指摘できるのです。

協会側に資料の公開を依頼するよう提案してみる:

70年より前の出版物について、確かに普通の信者は確認が不可能ですが、ものみの塔の日本支部には、それらが保管されているはずです。そこで、次のように伝えてみるのです。

「話し合いで提示した資料の内容が間違っていないかどうかを、後でものみの塔協会に確認してみてもらえますか?」

さらに、次の言葉も付け加えるのも良いでしょう。

「もしも、ものみの塔が証拠をもってその答えを示してくれれば、真実が明らかになります。しかし、もしも協会が資料の公開を拒めば、今回私が指摘した内容に間違いがないことを、協会が認めたことを意味しますね。」

実は、この提案は、多くのJWにとってかなりの際どいチャレンジとなります。なぜなら、このような都合の悪い真実に関係する資料の公開を、日本支部へ依頼すれば、高確率で目をつけられるからです。そして、長老などの特権を持っている兄弟であれば、この件をキッカケに、長老を下ろされたりすることも十分あり得るのです。

しかし、こうしたやり取りの中で、組織の閉鎖性を肌で感じてくれれば、その人は脱会を真剣に考え始めるかもしれません。そしてそれこそが、この提案の狙い目の一つであったりするわけです。

話し合いの進め方

ここでは、細かい会話のサンプルを紹介することはありませんが、話し合いを進める上で重要となるステップとポイントについて、順を追って説明をさせていただきます。

1:出版物・統治体の信頼性を確認する

最初に、先にご紹介した「2017年11月のマンスリープログラム」か「2018年3月のマンスリープログラム」のどちらかを用いて、「統治体の指導や出版物の記録が十分な信頼に値する」という組織の主張を確認すると良いでしょう。それによって、この後の話の展開において、統治体の偽善性をより際立った形で証明することができるからです。

十分な時間が無い場合は、このステップを飛ばしてもOKですが、可能な限り、先にこの点を確認すると良いでしょう。

2:予言の失敗と虚偽の説明を確認する

資料の内容に沿って、相互に確認をしながら、焦らず丁寧に進めてみて下さい。予言の失敗を確認する時には、特に「どんな内容が予言されていたか」「どんな口調で終わりの予言が断言されていたか」を確認して下さい。

その理由は、かつてものみの塔協会が、予言の失敗に関して次のような弁明をしていたからです。

・あくまで預言の『解釈』の範疇であって、『予言』ではない
・終わりが来るとは一度も述べてはいない。

しかし、「特定の年代に終わりが来る」と「断言」されていた事実をちゃんと確認できれば、そのような弁明の余地は無くなります。

また、協会側のもう一つの弁明として、「エホバの名によって語ったわけではない」というものもあります。この点については、自分たちが「エホバの名によって語る民」だと説明している過去の出版物を提示すれば、簡単に論破が可能です。

(この点について言えば、「神の唯一の経路」を自称し、「エホバの証人」という名称を用いている時点で、「エホバの名」によって語る責任を負っている、という点も指摘すると良いでしょう。)

「エホバの証人がイエスの二度目の到来を切望するあまり日付を示唆し,あとで間違いであることが分かったことが何度かあります。このため,ある人々はエホバの証人を偽預言者と呼んできました。しかし,これらの出来事のうち,証人たちがあえて『エホバの名において』予言したことは一度もありません。また,『これはエホバの言葉である』と言ったことも一度もありません。(目ざめよ!1993年3月22日号、4頁)

今日エホバの名によって語るわたしたちは,イザヤ,エレミヤ,ダニエルなどのように,厳しい試練に遭っても,忠誠を保つ者になれます。」―『ものみの塔』1990年1月1日号27頁

3:問題の深刻さを聖書から論証する

一通りの予言の失敗や偽証の確認を終えたら、それらが組織の実体について何を意味するのかを「聖書に基づいて判断する」必要があることを確認し、次の聖句を指摘します。

「『しかし,話すようにとわたしが命じたのではない言葉をあえてわたしの名において話し,あるいは他の神々の名において話す預言者,その預言者は死ななければならない。21 そして,あなたが心の中で,「エホバが話されたのではない言葉をどのようにして知るのか」と言う場合であるが,22 もし預言者がエホバの名において話しても,その言葉が実現せず,そのとおりにならなければ,それはエホバが話されなかった言葉である。その預言者はせん越にそれを話したのである。あなたはその者に恐れ驚いてはならない』(申命記18:20-22)

「しかし、すべて汚れた者や、憎むべきことと偽りとを行なう者は、決して都にはいれない。」(黙示録21:27)

モーセの律法では、罪の種類によって裁きの重さに軽重がありましたが、偽予言の罪に対する裁きは「死刑」であり、「姦淫」や「殺人」や「偶像礼拝」と同レベルの罪とされていたのです。このような点を引き合いに出せば、ものみの塔協会が偽予言の組織であり、その罪の重さが深刻であることをより深く理解させることができるかもしれません。偽預言者に対するイエスの警告として、次の聖句を用いるのも有効です。

羊の覆いを付けてあなた方のもとに来る偽預言者たちに警戒していなさい。内側では,彼らはむさぼり食うおおかみです。16 あなた方は,その実によって彼らを見分けるでしょう。いばらからぶどうを,あざみからいちじくを集めることなどないではありませんか。17 同じように,良い木はみなりっぱな実を生み出し,腐った木はみな無価値な実を生み出すのです。18 良い木は無価値な実を結ぶことができず,腐った木がりっぱな実を生み出すこともできません。19 りっぱな実を生み出していない木はみな切り倒されて火の中に投げ込まれます。20 それでほんとうに,あなた方はその実によってそれら[の人々]を見分けるのです。」(マタイ7:15-20)

ここで重要なのは、「偽預言者に警戒していなさい」というのは、単なる勧めではなく、キリストからの「命令」だということです。そしてその判断基準として、霊的指導者たちの生み出す「実」を観察するように、と教えられているのです。

イエスが厳しい警告を語った理由は、いつの時代においても、偽預言者は真理の道から人々を引き離し、命への道を阻もうとするからです。この点については「盲人が盲人を案内するなら,二人とも穴に落ち込むのです」(マタイ15:14)とも語られている通りです。

ここまで伝えれば、聖書的な感覚のあるエホバの証人であれば、問題の深刻さに気づくはずです。

4:任命の根拠を論破する

たとえものみの塔の組織や統治体の側に大きな誤りがあるとしても、長年ものみの塔の信仰を深めてきたエホバの証人の中には、「やがてエホバが正される・エホバを待つべきだ」と考える人も少なくありません。そして、その思考パターンは、次のような終末理解に基づき、組織の指導者たちが神からの唯一の経路として任命されたという教えと関係しています。

1914年からキリストの臨在が始まり、終わりの日が始まった。そして、それから三年半の間、キリストは世界中の宗教を検分し、1919年に統治体を神からの唯一の経路として任命した。

エホバの証人のこの教えによれば、1914年~1919年は「統治体の任命」に関わる特に重要な期間であることがわかります。そこで、この期間に起きた出来事に基づいて、「統治体の任命」が聖書的に可能であったかどうかを問題にするのです。

既に確認をしてきた通り、ものみの塔の歴史では、1914年~1919年の僅か三年半の間に、三回も大々的に予言を外していますが、それらは殺人や姦淫と同レベルの深刻な罪だったのです。そこで、1914年、1915年、1918年の予言の失敗を再度振り返り、次のように説明するのです。

「このように偽預言を繰り返したグループを、神が地上の代表者として任命することがあり得るでしょうか?むしろ、申命記の偽預言者に対する警告に沿って考えれば、彼らにふさわしかったのは、「忠実な奴隷としての任命」ではなく、「偽予言に対する裁き」だったのではないでしょうか?統治体の任命があり得なかったのであれば、この組織が唯一の経路だという理解も崩れることになりませんか?

また、別のパターンとしては、次のように言うことも可能です。

「例えば、現在のものみの塔の組織の中で、周りの人々に当たらない予言を断言し、それを吹聴した人がいたとすると、その人が長老になることは可能ですか?・・もし長老にさえなれないのであれば、それよりも遥かに高い基準と責任を求められる「地上の代表者」として、1919年に神から任命されることはあり得たでしょうか?(JWの組織のルールでは、そのような人が長老になることはできません)

このようなステップで予言の失敗のテーマを取り上げれば、相手のJWを目覚めさせる上で、高い効果を期待することができるでしょう。

脚注

[1] 英語の出版物については、英語版ウォッチタワーライブラリーがあれば、1950年代まで遡ることが可能です。

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3件のフィードバック

  1. マルタ、アルゲリッチ より:

    預言ではないです予言です
    新しい理解で真理はわかります

    • Webmaster-GJW より:

      「予言」の方が適切だと思われましたので修正しました。ご指摘ありがとうございます。
      恐れいりますが、「新しい理解で真理はわかります」の意味がわかりませんでした。

  2. ジャンガバハドゥ より:

    予言ではありません。預言です。前者は「予測する」事ですが、後者は「神から言葉を預かった」という意味から聖書で言う「よげんしゃ」はこちらの日本語が正しい用い方です。
    ちなみに「予言」は人間の本来の能力を超えたもので、旧約聖書では悪霊との交信によって行われる心霊術として記されており、「預言」は神から宣言や裁きが託された者が行う業として記されております。

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