三位一体⑦ イエスは神か?現代にイエスに出会った人々の証言

三位一体シリーズ、最後の記事は「現代にイエスに出会った人々の証言」を取り上げます。エホバの証人の教理から自由になり始めていた当時の私は、リサーチを進めていく中で、現代にイエス・キリストとの超自然的な出会いを体験している多くの人々の証しを多く目にするようになりました。それは曖昧でぼんやりしたものではなく、顔と顔を合わせて肉眼の眼ではっきりとイエスと出会う体験であり、聖書の中で復活のイエスと出会った人々の体験と類似するものです。

イエスは神か?という話を抜きにしても、当時の私にとって、それらの証しは信仰を鼓舞するものとなり、「イエスは今も生きている」という真理を確信させるものとなりました。本記事では、イエスと出会った5人の人々を紹介していきますが、それらの証しを通して、「イエスは神か?」という側面だけでなく、主の深い愛や憐れみや聖さをもっと深く知る手がかりになれば幸いです

3人の元イスラム教徒による証言

アフシン・ジャビード|元ヒズボラのテロリスト

アフシンさんの証しは、私の大好きな証しの一つです。別の情報で知りましたが、彼はイスラムテロ組織「ヒズボラ」の元戦闘員でした。彼が忠誠を誓ってきたアラーへの信仰を捨てて、イエス・キリストを信じるようになったこの証はとてもパワフルです。私の友人でも、この証を通して、イスラム教的な信仰からキリストを信じるようになった人がいます。

そしてこの証の中に登場するイエスは、完全に聖く、罪を赦す権威を持つお方であり、アフシン氏にはっきりと「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしは生ける神、イエス・キリストである」と宣言しています。その言葉は、アフシンさんのイスラム信仰が覆すものとなり、彼はイエスを主と信じるクリスチャンへ生まれ変わりました。イエスと出会った時の体験を涙ながらに証しする彼の表情が本当に印象的です。

カマル・サリーム|元イスラム・ジハードの戦士

カマル氏は、イスラムの神を疑った時、自害しようとしましたが、その行為は神に対する彼の信仰の真剣さの表れでした。しかし、その時に彼に答えた神は、彼の自害をとどめましたが、その時に現れた神は紛れもなく、指に釘の跡のあるイエス・キリストでした。彼は、「わたしはアルファでありオメガである」と宣言し、ご自身が神であることを明白に証言しました。

自害しようとするほどの真剣な信仰を持ったカマル氏が、その体験を通してイエスを信じるようになったのですから、その時の彼の体験がいかにリアルだったのかがわかります。

ナサール・サディキ|イスラム最高指導者の子孫

この証しの中でイエスは、「わたしはアブラハム、イサク、ヤコブの神である。わたしはクリスチャンの神である」と、極めて明瞭にご自身が神であることを宣言しています。イエスのこれらの宣言は、イスラム教徒を改心させる上で、ちゃんとした意味のある言葉でした。

イスラム教の教えでは、アブラハムの契約は、イサクではなく、イシュマエルに継承されたことになっています。ですから、その教えが間違いであり、イサク、ヤコブが正当な継承者であることを明らかにするために、「アブラハム、イサク、ヤコブの神」という名称を持って登場したのだと思われます。

もう一つは、イスラム教徒は、イエスのことを偉大な預言者とは見做していても、神の子・神ご自身とは見ていません。その間違いを明らかにするために、「わたしはクリスチャンの神である」という宣言をされたのだと考えられます。

イスラム教徒の改宗への考察

今回の記事では、イスラムからキリストへと劇的な改宗を遂げた三人の人を紹介しましたが、実は、同じような超自然的なイエスとの出会いを通して、イスラムからキリストへと信仰が変えられる元ムスリムは世界中で後を絶ちません

そして、そのようなイエスとの出会いを体験するムスリムは、イスラム教の信仰を捨てた後、エホバの証人ではなく、多くの場合イエスを神と信じるキリスト教へ改宗するのです。その理由はやはり、エホバの証人の中には、本物のイエスがいないからなのでしょう。

(実際に、エホバの証人に居た時、そのような超自然的な体験を通じてイスラムからエホバの証人に改修した人の体験談を聞いたことがありませんでした。またエホバの証人は、現代における奇跡的な体験を否定しがちなため、そのような意味でも、エホバの証人になるのは難しいのでしょう)

なお、イスラムからキリストへ改宗する人々の中で、そのようなイエスとの超自然的な出会いの確率が多い理由は幾つかあると思いますが、一つの重要な理由として挙げれるのは、イスラム圏の国々において、イスラム教徒への伝道が禁止・制限されている地域が多いことにあると思います。それらの国々では、実際にクリスチャンの伝道によって福音を聞く機会がほとんど無いため、主イエスが夢や幻を通して直接彼らに語りかけ、信仰へ導くのです。主は生きておられます!

ジョン・ラミレス|元悪魔崇拝者のリーダー

ジョン・ラミレスは、元々ニューヨークで三本の指に入るほどの筋金入りの高位の魔術師だった人で、イエス・キリストによって救われて、キリストの兵士となった人物です。悪魔崇拝者だった時の彼の体験談はとてもリアルで、霊の世界で何が起きているのか、という真実を多くの人々に明らかにするものとなりました。

魔術師だった時、彼はよく幽体離脱をして色々な街に行って呪いをもたらしたり、病院に行って死の霊を解き放ったり、呪いで人に災いをもたらしたり殺したりしていました。彼の証言で興味深いものの一つは、イエス・キリストによって守られていない人に対しては、誰にでも呪いをかけて殺すことができ、その中にはエホバの証人も含まれていた、ということです。

結局のところ、イエスを主なる神と信じていない信仰からは、霊的な力や守りが生じないのでしょう。

ある時、ラミレス氏は幻の中で地獄へ連れていかれ、そこで悪魔に殺されそうになりました。ところがその時、彼の目の前に十字架が現れ、悪魔の力を無効にしたのです。目が覚めた後、彼は筋金入りの悪人であった自分を救ってくれたイエスの愛に心を動かされ、悔い改めてクリスチャンになりました。

動画の中では、イエスによる、イエスが神であることの明白な証言はありませんが、一連の体験を通して、彼がイエスを主なる神とする信仰へ導かれていることは、聖霊がラミレス氏をそのような信仰へ導いたことを明らかにするものと考えて良いでしょう。

また、本動画を神からのものと認めるとき、イエスの神性だけでなく、「霊魂不滅・地獄の存在」「十字架の形状」等の他の多くの点においても、エホバの証人の多くの信仰を覆すものとなるでしょう。

ドリーン・バーチュー|元スピリチュアル界の巨匠

ドリーン・バーチュー(Doreen Virtue, 1958年)は、スピリチュアルの世界では大変有名だった人で、アメリカ出身の作家・心理学者・霊的カウンセラーとして知られていた人物です。彼女は特に「天使」や「スピリチュアル・ヒーリング」の分野で世界的に有名になりましたが、後に復活のイエス・キリストと、目にみえる形ではっきりと出会う体験をしてからは、スピリチュアルを捨てて、イエスに人生を捧げるようになりました。

動画の中では、イエスと出会った時の様子を描写しており、栄光に満ちたイエスを実際に見ることによって、彼女がそれまでに信じてきた「アセンテッドマスターとしてのイエス」が誤りであり、「三位一体の神の御子としてのイエス」のイエスの存在をはっきりと「知る」ようになった、と表現しています。本物のイエスを実際に見た時に、イエスが誰であるのかがはっきりとわかった、ということですね。

「ドリーン氏が見たイエスは本物のイエスだったのか」、そのような質問もあったようですが、それに対し、「実によって彼らを見分けることができる」(マタイ7:15)というイエスの言葉を引用し、イエスと出会ってからの自分が完全に変わったこと、前よりも聖書を求めるようになり、聖書が禁じている霊媒や占いや未来予知を手放すようになったことを説明しています。

エホバの証人の教え「イエスは神ではない」を支持する啓示はあるか?

エホバの証人からキリストの証人へと変えられていく中で、当時私は、たくさんの臨死体験や幻・啓示の類に目を通していきました。結果的に、それらの情報は、イエスが神であること、聖書が真実であることへの信仰を深めるものとなっていき、現在に至るのですが、逆にエホバの証人の教理を支持するそれらの情報を見たことがあるか、と考えると「無かった」と言うのが答えです。

臨死体験や幻の中で本物のイエスに出会ったと思われる人々の体験談を読んでも、そこに出てくるイエスはいつでも「神ご自身としての神の子のイエス」で、「神の子だけど、神ご自身ではない」「救い主だけど、神ではないイエス」を見た、と言う人の話をなんと一度も聞いたことがありません。

ただし、霊媒や口寄せ、天使等の啓示の中で、「イエスは偉大な霊的指導者だが、神ではなく、ブッダやムハンマド等の宗教指導者たちと肩を並べる存在」という形でイエスを伝えるものはたくさん目にしました。ただ聖書が言う通り、それらは悪魔から来ているものです。そのような悪魔から来る情報はいつでも、イエスの神性だけでなく、聖書の真実性も、罪の赦しのためのイエスの贖いの必要性をも否定してきます。

しかし、イエスの神性を支持する啓示はどれも、聖書の真実性も、贖いの必要性も、天国と地獄の永遠性も肯定してきます。つまり、それらは一つの真実として、繋がっているのです。

三位一体の真実を求める上で、本記事の内容も考慮して祈り求めて頂ければ幸いです。

 

なお、イエスとの出会いに関する幻や啓示の考察については、別の記事で詳しく説明しているものがありますので、合わせてご紹介させていただきます。

臨死体験・天国訪問・幻・預言等による キリストの啓示は信頼できますか?(True Ark)

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