管理人のプロフィール|「エホバの証人への福音」にかける思い


エホバの証人への福音

当サイトの管理人は、かつてエホバの証人の一世として数年間活動した後、組織から離れ、現在はプロテスタントの中で活動をするクリスチャンです。私の証(経験)の詳細については、別の記事「聖書の真理を求め続けて」でまとめてありますので、ここでは簡潔に、その経緯を触れさせていただきます。

エホバの証人からキリストの証人へ

10代~20代の始めくらいまでは、世を楽しむことが全てであった私でしたが、20代の前半に、それまでの人生を悔い改める転機があり、その時にエホバの証人と知り合ったことがキッカケで、聖書を学び始めました。その後、順調に研究が進み、神奈川県で行われた地区大会で、エホバの証人としてバプテスマを受けました。

正式に証人となった後は、数年間に渡り組織の中で活動をしました。聖書の勉強も伝道も大好きでしたが、ある時に、1914年の年代計算に関する質問を受け、その証拠の確認をしていたところ、その年代計算に確かな根拠が無いことに気付きました。それがキッカケとなり、組織の教理を調べ直すようになり、やがてエホバの証人の教えが真理では無いことを確信し、組織からは離れました。

その後も、聖書の学びは続け、聖書の正しい教えとは何か?そもそも聖書の中に真理はあるのか?など多岐に渡るテーマについて、妥協無く答えを求めていきました。そして、最終的には、エホバの証人が掲げる重要な教理のほとんどは、聖書的に間違っていることを確信するに至りました。

そして、今から約三年ほど前に、「イエスは主である!」という信仰告白の元に、イエス・キリストの名によってバプテスマを受け直し、「キリストの証人」として、新たな人生を送り始めました。

「しかし,聖霊があなた方の上に到来するときにあなた方は力を受け,エルサレムでも,ユダヤとサマリアの全土でも,また地の最も遠い所にまで,わたしの証人となるでしょう」(使徒1:8)

当サイトの作成に至る経緯

私が、ものみの塔の間違いに気づき、徐々に教会に通うようになったのが、大体2014年くらいの時期でした。当初は、このようなサイトを作り、エホバの証人を救出するための働きをすることは想定していませんでしたが、その後の状況を通して、神は私に、このサイトの作成をするための思いを与えられました。

2015年の後半あたりから、私は教師としての働きを目指すため、神学校などに行き、ちゃんとした神学の学びをする必要を感じ始めました。それで、当時、幾つかの神学校を調べたり、実際に授業の見学に足を運んでみたりしましたが、私が置かれていた状況や、聖霊による内なる証を熟慮した上で、ハーベストタイムの聖書塾に入塾するよう、導かれたのでした。(2019年3月、全課を修了済み)

聖書塾へ入塾して、しばらく経って後、私だけでなく、他にも元エホバの証人の兄弟姉妹たちで、ハーベストタイムのキャンプで洗礼を受けたり、聖書塾へ入塾したりする仲間たちが集まり始めました。そうした状況を通して、エホバの証人に対する伝道への思いが、私や、周りの仲間たちに対し、徐々に与えられていきました。

そして、「自分には何ができるだろうか」と考えた時に、このウェブサイト「エホバの証人への福音」の作成に取り組むよう、促しを受けたのです。もともと私は、このサイトを始める前から、聖書の真理を伝える総合情報サイトの運営を行っており、そのサイトの記事作成や運営を通して、主は私を訓練して来られました。そして、まさにその時の経験とスキルが、当サイトの作成に生かされることになったのです。

なお、当サイトの立ち上げに際し、記事の内容の添削や、様々な情報提供を通し、ハーベストタイム・ミニストリーズには大変お世話になりましたが、現在(2019年5月時点)、このサイトの運営は、同団体とは完全に独立して行われておりますので、予めご承知ください。

当サイトへかける思い

当サイトの作成の最大の動機は、神への愛と、隣人であるエホバの証人の方々への愛です。

クリスチャンとして聖書の学びを続け、聖書の真理に対する認識が深まるにつれ、エホバの証人の教えが聖書から全く逸脱しており、この組織の存在を神が喜んでおられないことを明確に理解するようになりました。

もっとも、エホバの証人だけでなく、キリスト教の諸教会の中にも、聖書的に誤った教えというのは、たくさん存在しているものです。しかし、聖書の教えの中には、間違いの許されるものと、絶対に間違えることの許されないものがあり、エホバの証人が掲げる重要な教理の多くは、その「間違えてはならないもの」に該当しているのです。

とはいえ、様々な脱会者の情報や、自分の経験を通して感じることは、エホバの証人の教えから抜け出し、重要な聖書の教えに対して、正しい理解へと到達することは、決して簡単では無く、むしろ大変な時間と労力がかかる作業だということです。また、エホバの証人として長年に渡り叩き込まれてきた様々な理解や感覚は、聖書を学び直す上で、大きな障害となることも少なくないのです。

このような状況を踏まえ、目覚めたエホバの証人の方々を、正しい聖書理解へと導くことが、今の自分に対する神の導きだと強く感じるようになったのです。もっとも、聖書研究とは奥深いものであり、今の自分に十分な聖書理解があるなどとは全く思ってはいませんが、少なくとも、エホバの証人の教えを聖書に基づいて検証し、それを論じるための知識と理解は与えられたと確信するに至り、サイトの作成に踏み切った次第です。

当サイトのコンテンツに作成にあたっては、私自身の知識や経験だけでなく、現役の信者や元エホバの証人の方々の経験、JW問題の専門家の方々の著作など、広範囲な情報を元に、より正確で公正なコンテンツを提供できるよう心がけています。貴重な情報提供をして下さった方々に、この場で心からの感謝を申し上げます。

当サイトを通し、たくさんのエホバの証人の方々が、聖書の真理―キリストにある自由へ導かれるよう、心よりお祈りいたします。

「神の霊に導かれる者はみな神の子であるからです。」(ローマ8:14)


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14件のフィードバック

  1. 小野田雄二 より:

    支援教会紹介に、上野緑ヶ丘教会を載せてくださり感謝です。
    貴サイトの尊いお働きが豊かに用いられますよう、お祈りいたします。

  2. 小野田雄二 より:

    支援教会紹介に、上野緑ヶ丘教会を載せてくださり感謝しています。
    貴サイトの尊いお働きが豊かに用いられますよう、お祈りいたします。

     上野緑ヶ丘教会牧師 小野田雄二

    • Webmaster-GJW より:

      励ましのお言葉に感謝いたします。特集ページを拝見して、以下の文章は、まさしく本質をつく重要な点であると同意いたします。
      「さて、この時の学びと議論を通して得た結論は二つあります。 一つは、エホバの証人の教えは聖書の真理ではないということです。もう一つは、…より重要な点と思われますが…エホバの証人の教えの根本には、巧妙に隠された作為的な偽りがあるということです。」
      小野田様のお働きの上にも、祝福が豊かにありますように。

  3. 榎本 貴代子 より:

    先ほどは
    ありがとうございました。
    早速、拝見させて
    いただいておりたす。

    • こちらこそ先日はありがとうございました。
      早速ご覧いただき嬉しく思います。
      ちなみに先日お会いした私は、管理人の執筆のお手伝いを一部させていただいている立場の方の者です。
      「本当のイエス・キリストとの再会」http://gospel-jw.com/testimony-ex-jw-3/
      上記のページが私の経験となります。こちらもご覧いただければ嬉しく思います。

  4. 六本松キリスト福音教会の折田謙一と申します。
    毎月、第4木曜日にオリーブの会というエホバの証人のフォローアップの会をしています。 (直方クリスチャンセンターの姉妹も協力に来てくださっています。)脱会者は2~4名程参加されています。 
    よろしければ、フォローアップの教会リストに加えてくだされば感謝です。
    六本松キリスト福音教会
    〒810-0035 福岡県福岡市中央区梅光園1-2-2
    ℡092-751-5022
    毎月第4木曜日 午後13:00~16:00 
    牧師 折田謙一

  5. より:

    初めてこちらに訪問し、今回はあなた様のプロフィールだけを読ませて頂きました。素晴らしい証と共に様々な多岐に渡る経緯を、大変詳しく書かれていて、私自身はなかなか言語化出来なかった複雑な思いを、よくぞここまで…と、拍手喝采パチパチと…本当に、よくぞここまで詳しく!そうそう!そうなんだよ!本当にJW組織の闇を、またその教理のインチキさ、…その昔、私はJW脱会者達が集うホームページの中で組織の統治体の事を「頭痴隊」等と揶揄して憂さを晴らしていましたが、あなた様の様に真摯にJWの欺瞞に真向から向き合い真理を追求して真の救いを得たという、こちらの全文に私は敬意を捧げたいと思います。私の想いを代弁して頂いて本当に有難うございました。私もJWでバプテスマを受けて以来、荒野の40年を経て(この中にはJWを抜けた後、改めて洗礼を受け直した地域教会時代も含まれます。地域教会に関してはあなた様が言われた様に同じ気持故に地域教会からも今は離れてます)、幸か不幸か?コロナ禍故に、毎日の様にハーベスト他の先生方のメッセージや聖書の学びの助けのお陰様をもちまして、やっと最近「自分はイエス・キリストを信じているから救われている!」との確信を得ています。また、ヨハネ第一の2章27節にあるように、油、つまり聖霊が教えて下さるので、とにかく主に向って全てを委ね、祈るなら導いて頂けるのですから!ハレルヤ!
    神の言葉は生きていて力を及ぼす…ヘブライ4-12…確かにJWにも世の教会にも沢山傷付いたけど、JWや世の教会を通過した事は全くの無駄ではなかったから、(ローマ8-28)全ては主の憐れみと無条件の恵みと言えますね!お互いに感謝して主を讃え続けましょう!ハレルヤ!

    • Webmaster-GJW より:

      瞳さん 記事をお読みいただきがとうございます!たとえ荒野を通っても、瞳さんの人生の中に主の働きがあり、真の救いへ導かれたのですね。共に主をたたえます!
      地域教会については、確かにJW出身者ならではの色々な思いは通るものですが、私はJWを出てから今に至るまで、常にどこかしらの教会に通い、クリスチャンと交わり続けることを大切にしてきました。今は、コロナ下での元気に礼拝し続ける素晴らしい教会と出会い、そこで奉仕しています。瞳さんにも、主の霊の流れる素晴らしい教会、クリスチャンとの交わりが与えられますように!

      • より:

        ご返信頂き、有難うございました。私はあなたの、いや、Webmaster兄弟のその素晴らしいお働きや、知恵ある行動等、元jw姉妹に伝え、こんな風に話し合いました。私等は自分の事で精一杯でjw仲間を連れ出せなかったと言う後悔があるのに、WM兄弟は賢い方法で多くの騙されてるjwを救いに導いていらっしゃるから、本当に主から豊かに用いられ、また祝福もされているのだろうと…。どうぞ兄弟!これからも是非、多くの失われた羊達を導く器として用いられます様にと祈ります。私もいつかは、以前交わっていた教会に戻る時が来るかもしれませんが、全てを主に委ねて時を待とうと思っております。また、霊において祈る事も続けたいですね。(①テサ5-16〜20)有難うございました。

  6. 佐々木紘一 より:

    どこにも入っていませんが、プロテスタント教会の歴史や伝統も研究している私の立場から申しますと、どうしても聖書の理解は証人と呼ばれる人たちのほうがより正しいと判断します。彼らの訳を12言語で調べてみましたが原文に沿っているので、あなたの反論は少し外れていると思われましたので、一筆いたしました。

    • Webmaster-GJW より:

      コメントありがとうございます。大切なのは、ギリシア語の本文との一致だと言えますが、エホバの証人の新世界訳聖書は、あまりにもイエス・キリストに対する改ざんが目立ちます。詳しくは、以下のページでご紹介していますので、興味があればぜひご覧になってみてください。
      https://gospel-jw.com/nwt/

  7. 安部 より:

    エホバ研究生です。元気でもなく、奉仕、バプテスマは受ける元気さは有りマセンこのままで良いでしょうか?

    • Webmaster-GJW より:

      すいません、コメントの返信が漏れておりました。神は、安部さんがイエスキリストに導かれることを望んでらっしゃいます。ぜひ、イエスにある真理を求めて下さい。そうすれば、答えはわかると思います。

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