ものみの塔の源流を訪ねてー創設者ラッセルの虚像と実像


ものみの塔の源流を訪ねてー創設者ラッセルの虚像と実像

チャールズ・テイズ・ラッセルは、ものみの塔の源流であり、エホバの証人の歴史上、間違いなく最重要な人物だと言えます。そのため、協会は、ラッセルをどうにか良く見せようと様々な工夫を凝らして出版物で紹介していますが、そこに多くの偽証やごまかし、不都合な真実があることを、本書は明らかにしています。

◆予言の失敗について:ものみの塔協会は、「1914年を唯一正確に予告した人物」としてラッセルを紹介していますが、それが偽りであり、多くのごまかしを伴う説明であることが明らかにされています。他にも、1878年、1881年の予言の失敗の際に生じた失望の様子についても語られています。

◆フリーメーソンとの関わり:初期のものみの塔の出版物には、テンプル騎士団の紋章、翼を広げた太陽の円盤、ピラミッドなど、その至るところにフリーメーソンのシンボルが登場します。本書は、それらののシンボルの意味を解説し、ラッセルがフリーメーソンの影響を確かに受けていたことを明らかにしています。

◆離婚、偽証、資格:ラッセルが妻と離婚した時の裁判記録の詳細や、その原因が協会内の他の女性との不適切な関係であったことを知ることができます。また、ラッセルが自身の著作『聖書研究』を、聖書以上に重要なものと見做していたことも、過去の出版物から明らかにされています。

少なくとも、日本国内で過去に出版された書物の中で、これほどラッセルの実像について詳しく、正確に記録しているものは無いでしょう。そして、かつてエホバの証人だった人で、この本を読んで「完全に目が覚めた」(誤りに気づいた)と言う人も少なくありません。

エホバの証人について関心のある全ての人に、本書をお勧めいたします。

ものみの塔の源流を訪ねて 創設者ラッセルの虚像と実像
中澤啓介
からし種出版
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